中國の三國時代について描いた「三國志」の英雄で、魏の始祖、曹操の墓が発見されました。
中國中央テレビによりますと、河南省の文物局は２７日、河南省安陽県で発掘された後漢時代の墓が、曹操の墓であると確認(rèn)されたと発表しました。
副葬品の矛や枕などに曹操を示す「魏武王」の銘文が刻まれていたことなどが、墓を特定した根拠だとしています。
墓からは、６０歳前後と推定される男性の遺骨が出土していて、これは、歴史書に書かれている曹操の亡くなった年齢と一致することから、遺骨は曹操本人のものとみられています。２５０點(diǎn)以上の副葬品とともに、女性２人の遺骨も発見されました。
曹操は、中國・後漢末期の武將で、「三國志」では呉の孫権や蜀の劉備と覇権を爭い、魏の基礎(chǔ)をつくった、権謀術(shù)數(shù)にたけた英雄として描かれています。（28日02:05）
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