２７日に投開票が行われた大阪のダブル選挙で、市長選は橋下徹さん、知事選では松井一郎さんが當選しました。府と市のトップを「大阪維新の會」が獨占したことで、府と市を再編する「大阪都構想」実現(xiàn)に向けた動きに弾みがつきそうです。
大阪市長選では「大阪維新の會」代表の橋下徹さんが７５萬票を獲得し、現(xiàn)職の平松邦夫さんに２０萬票以上の差をつけ當選を決めました。橋下さんは、これから乗り込むことになる大阪市にさっそく宣戦布告しました。
「言いたいことはいくつもあるが、まず行政組織。大阪府庁、大阪市役所の職員、教育委員會、こちらには今回の選挙の結果をしっかりと重く受け止めるようにお願いしたい」（橋下徹氏）
府と市を再編する「大阪都構想」については、必要な法律改正を中央政黨に働きかけ、協(xié)力が得られない場合、國政に進出すると話しました。
「國會議員を擁立します。（Ｑ．どのくらいの規(guī)模で？）近畿一円では考えています。國が動きそうになければ年內から準備に入っていきたい」（橋下徹氏）
一方、敗れた現(xiàn)職の平松さん、やはり橋下さんは強かったと選挙戦を振り返りました。
「本當に私の力不足、それを痛切に感じている。激戦とか混戦とか言われたけど、大阪維新の會代表の橋下さんの強さを感じた」（平松邦夫氏）
平松さんを支援した自民黨府連の幹部は敗因をこう分析します。
「向こう（橋下さん）は中身はないけど『変化する』『壊す』とか、いろんな一般受けするような話をしてたからね。こっちは地味でしょ、平松さんにしたって倉田さんにしたって。これはだいぶ（票が）開くんじゃないかと思ってた」（自民黨大阪府連・谷川秀善 前會長）
「（Ｑ．橋下さんが當確になったが？）よかった」
「ダイナミックに変わらないといけない時代ですので橋下さんに期待したい」
「格差がすごく生まれそう」（市民）
また知事選では、「維新の會」幹事長の松井一郎さんが２００萬票を獲得、次點の倉田さんに大差をつけました。
大阪市長選挙の投票率は前回を１７ポイントも上回りました。６０％を超えたのは４０年ぶりのことで、市民が強い関心を持っていたことが分かります。（28日05:15）
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