NHK新生活日語 - 第9回 申し出る

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人に何かを申し出るとき、どう言いますか?
    基礎(chǔ)編    喫茶店で茶道の先輩と。
    アンナ:ああ、痛かった!
    先輩:そうでしょうねえ。
    次からはフレアースカートがいいわよ、楽だから。
    アンナ:ああ、そうですね。そうします!
    先輩:それからお茶室ではね、アクセサリー全部はずすの。時計もね。
    アンナ:あ、知らなかった…。そうなんですか。
    先輩:そう。覚えておくといいわね。
    さ、そろそろ行きましょうか。
    アンナ:あ、今日はあたしに払わせてください。**********いろいろ教えていただいたので…。
    これからもよろしくお願いします。
    重要表現(xiàn)あたしに払わせてください。**********
    相手の分まで払いたいとき、相手が負擔(dān)に感じないように、また失禮にならないように、相手に頼む形で申し出る表現(xiàn)です。
    「あたしに」(女性の場合。男性は「わたしに」か「ぼくに」)+「払わせてください」{「払わせて」(「はらう」の使役の形のテ形)+「ください」(依頼を表す)}で「自分がはらう」と言う意味のなります。このように「(自分)+に+動詞の使役の形のテ形+ください」の形で言うと、失禮にはなりません。
    ポイント——目上の人、または関係の遠い人などに、さらに丁寧に
    申し出るときの表現(xiàn)を覚えましょう。
    応用編   パート先で。
    店長:あ、そう。わかった。はいはい。(電話を切る)
    困ったなあ……。
    アンナ:どうしたんですか?
    店長:うちのが、今日、店出られないってさ配達のおにぎり、どうすりゃいいんだよ。
    アンナ:あの、あたしでよければやらせていただきますが…。**********この間も無理言って休ませていただきましたし。
    店長:そお?でも、おにぎり、作れる?
    アンナ:はい、よく作ります。子どものお弁當(dāng)ですけど。
    店長:あ、そう。じゃ、早速頼むよ。
    重要表現(xiàn)
    (1)あたしでよければ(2)やらせていただきますが
    (1)目上の人や関係の遠い人に、失禮にならないように丁寧に、自分が何かすることを申し出るときの表現(xiàn)です。
    「あたし」(女性に場合。男性は「わたし」か「ぼく」)+「で」(妥協(xié)を表す助詞)+「よければ」(「よい」の仮定の形)で、自分が申し出ることを謙虛に表す表現(xiàn)です。「自分では不十分かもしれないが、自分でいいと思ってくれるなら」という意味です。
    (2)「やらせて」(「やる」の使役の形のテ形)+「いただきます」(「もらう」のマス形「もらいます」の敬語表現(xiàn))+「が…」(相手の反応を待つときの丁寧な文の終わり方)で、「自分がやります」ということを相手に丁寧に伝える表現(xiàn)です。
    コラム
    「衣替え」(ころもがえ)
    高溫多濕の日本で快適に過ごすためには、服裝を四季に合わせて替える必要があります。そのため、「衣替え」と呼ばれる行事が、宮中で始まりました。もともと年4回でしたが、明治以降、6月1日と10月1日の年2回が一般的になりました。今でも學(xué)校や會社などで制服を著る所では、この日に衣替えが実施されています。
    また、同じ日に著物を著る人も衣替えをします。