日語閱讀:一日一言「犬の伝説」

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ことしの干支(えと)は「戌(いぬ)」。年賀狀や絵手紙にも、犬を取り込んだデザインが目立つ。三日付本紙の特集にも、さまざまな表情の犬が登場。
    中國語では「狗(コウ)」という。ケモノ偏は犬の形から取ったと言われ、やはり犬が獣類の代表格と位置づけされている?!浮工韦瑜Δ?、小さく曲がったもの、短く區(qū)切る「かっこ」などが「句」。區(qū)切った小屋で飼い馴(な)らした犬。人間との長い歴史を物語る字でもある。
    犬は人に忠実.それだけに愛情もわく。飼い犬が死んだ時、孔子も弟子に手厚く葬らせた、と「禮記」に出ている。忠犬は日本の民話、伝説にも數(shù)多く現(xiàn)れる。男が山中で野宿していたら、犬が異様に吠(ほ)え立てる。さては山犬の化身か、と切りつける。
    首が舞い上がった方角を見ると、男を襲おうする大蛇の姿があった。男は過ちを悔い、丁重に犬を葬る。いまも犬を連れて、この墓に參ると、名犬になると言い伝えられている。これに似た話は小豆島にもある。民話の教訓(xùn)は、いまも色あせない。
    琴南町に伝わる鉄砲の名人の話には、二匹の犬が出てくる。誤って犬を切るまでは同じだが、犬の首は大蛇にかみついたままの狀態(tài).蛇は一軒の家に逃げ込み、老婆を殺して、ばあさんに化ける。正體を見抜いている名人は老婆に切りつけた。
    これを見ていたばあさんの息子が名人を石で打ち、石詰めにして殺害。息絶える間際の、名人の言葉通り、蛇は魔性を現(xiàn)す。もう一匹の犬は名人の親指をくわえて、夫人に危急を知らせる。民話、説話は真実を見極めることの難しさも伝えている。
    懸命な忠告は脅威と受けとられかねない。仕事始めは身を引き締めて。
    注釋
    干支:えと
    獣類:じゅうるい
    格:地位,身份,等級
    馴らす(ならす):動物を訓(xùn)練して、なつかせる。人になじみ親しむようにする?!跟棧à郡─颞D?す」「野生の馬を飼い―?す」
    忠実:ちゅうじつ
    葬る:ほうむる
    野宿:のじゅく
    化身:けしん
    大蛇:だいじゃ
    過ち:あやまち
    悔い:くい
    魔性:ましょう
    夫人:ふじん
    危急:ききゅう
    説話:せつわ
    脅威:きょうい
    引き締める:こころや気持ちを緊張させる