中國では、裁判所の幹部がわいろを受け取った罪で有罪判決を受けるなど、1年間に4萬人を超える公務員が汚職で摘発され、胡錦濤政権にとって汚職の撲滅は政権を安定させるうえでの優(yōu)先課題となっています。
北京で開かれている全人代=全國人民代表大會では11日、検察庁にあたる「人民検察院」の曹建明検察長が國內(nèi)の汚職事件について報告しました。それによりますと、中國で去年1年間に収賄や橫領などの汚職で摘発された公務員は前の年よりおよそ350人多い4萬1531人に上り、依然として公務員の腐敗が大きな問題になっています。中でも裁判所にあたる「人民法院」のナンバー2の男は、裁判で便宜を図るなどした見返りに弁護士らから3年間で5000萬円余りのわいろを受け取ったとして黨籍をはく奪され、ことし1月、有罪判決を受けました。中國では、急速な経済成長の陰で大きな権限を持つ公務員による汚職があとを絶たない狀況が続いてきましたが、犯罪を裁く裁の裁判官にまで腐敗が広がっている実態(tài)が明らかになり、國民の不満が広がっています。このため胡錦濤政権としては、汚職の撲滅を優(yōu)先課題に掲げ、積極的に摘発を進めることで政権の安定や黨の求心力回復につなげようとしています
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北京で開かれている全人代=全國人民代表大會では11日、検察庁にあたる「人民検察院」の曹建明検察長が國內(nèi)の汚職事件について報告しました。それによりますと、中國で去年1年間に収賄や橫領などの汚職で摘発された公務員は前の年よりおよそ350人多い4萬1531人に上り、依然として公務員の腐敗が大きな問題になっています。中でも裁判所にあたる「人民法院」のナンバー2の男は、裁判で便宜を図るなどした見返りに弁護士らから3年間で5000萬円余りのわいろを受け取ったとして黨籍をはく奪され、ことし1月、有罪判決を受けました。中國では、急速な経済成長の陰で大きな権限を持つ公務員による汚職があとを絶たない狀況が続いてきましたが、犯罪を裁く裁の裁判官にまで腐敗が広がっている実態(tài)が明らかになり、國民の不満が広がっています。このため胡錦濤政権としては、汚職の撲滅を優(yōu)先課題に掲げ、積極的に摘発を進めることで政権の安定や黨の求心力回復につなげようとしています
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