日語生活交際會話92:いや、さすがですね

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人物:客   主人(ともに40~50代、男性)
    場面:友人宅を訪問して
    客:いやあ、いいお部屋ですね。え。やっぱり畳の部屋はほっとしますね。
    主人:そうですか。
    客:床の間も実に立派だ。今時こういう純日本風の座敷は少ないですよね。
    主人:ええ、ほんとに。私もこの部屋にいると落ち著くんです。
    客:そうでしょうねえ。おっ?この掛け軸もすばらしい。みごとな楷書だ。
    主人:書道に興味がおありですか?
    客:ええ。書くのは下手なんですが、見るのは大好きで。これは王儀芝ですね。
    主人:はい。いや、さすがですね。
    客:んー、この筆遣いといい、実に気品がありますねえ。
    主人:実は、これは私の祖父が書いたもので、かれこれ20年になります。
    客:ほう。書道をやってらっしゃったんですか?
    主人:はい。祖父は書道家で、山水畫も時々描いてたんです。
    客:へえ、それはすごい。
    単語
    床の間(とこのま): (名)壁龕
    座敷(ざしき): (名)日式客廳
    掛け軸(かけじく): (名) 掛軸,字畫
    楷書(かいしょ): (名) 楷書
    王儀芝(おうぎし): (人名) 王羲之
    筆遣い(ふでづかい): (名) 筆法,運筆
    気品(きひん): (名)品格,氣度,氣派
    かれこれ: (副) 大約,大致
    山水畫(さんすいが): (名) 山水畫
    音聲と言葉の解説
    (1)これは王儀芝ですね?
    這里講的是“王羲之林”。
    (2)この筆遣いといい、実に気品がありますねえ
    「~といい」常常兩個連用,表示“無論…,還是…”。在只使用一個時,是“舉例以暗示其它”的用法。例如:
    * 「ブルース?リーはカンフーといい、演技といい、実に絶妙だな。
    李小龍無論功夫還是演技,簡直絕了。
    * さすがフランス製。デザインといい、仕立てといい、言うことなしだよなあ。
    到底是法國貨,你看這樣子,這做工,簡直沒得說!
    * この外観といい、さすがは有名デザイナーの作品だ。
    你看人家這外觀啦什么的!設計師的作品,就是不一樣!