2013年日語二級考試:閱讀練習(xí)(四)

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(1) ひとりの子どもの話です。
    仕事で疲れきって、家ではごろごろしてテレビばかりを見ている父親はあまり存在感がない、まるで透明人間みたいだ、というこの文章がありました。
    (①これ)ではいけない。子どもたちに、父親が働いている姿を見せたらどうか。そういう意見もあって、ある母親は子どもを連れて、父親が働く工場へ行くのです。
    その子が參観の記を書きました。
    「友達(dá)のおとうさんが、どこかの課長さんだとか、放送局につとめているとかいうとき、私はいつもだまっていました?!氦铯郡筏韦趣Δ丹螭瞎訾违偿氓丹螭馈护趣いΔ韦?、なんだか(②はずかしくてならなかった)のです。でも、わたしは、きょうからそれが(③)いえるような気がします」その子は初めて、白いコック帽をかぶった父親の働いている姿を見ます。野菜サラダを作っている。びっくりするほど早い手つきでてきぱきと仕事をすすめている。
    「今まで、あんなお父さんを見たことがありませんでした。何か④よその人のような気がするくらいでした。でも、やっぱりわたしのおとうさんでした。おとうさんは、恥ずかしそうな顔などちっともしていません。わたしだけが、何で恥ずかしがっていたのかと思うと、何かわるいことをしていたような気がしました」
    お晝のサイレンが鳴る。大勢の工員さんたちが集まる?!复髣荬喂Tさんたちが、待ち構(gòu)えていたように食べてい
    るのを観ると、わたしまでなんだかうれしくなりました。(⑥みんな)殘さず食べてもらえるかと、じっとそれを見ていました」
    現(xiàn)場を踏んだことで、子どもの父親観が変わるのです。みんなが殘さずに食べてくれるだろうか巿う思ってじっと見ている子の(⑦心臓の音が伝わってきます)?!袱袱丹螭蝺Pく場所」という現(xiàn)場で、子どもは家にいる父親とは別の父に出會うことができたのです。
    注1ごろごろする:  特に仕事もしないで過ごす。
    注2參観の記:    見學(xué)したときのことを書いた文章
    注3手つき:     手の動かし方
    注4てきぱきと:   適切にどんどん仕事を進(jìn)めていくようす
    注5待ち構(gòu)える:   すぐに対応できる姿勢で待つ
    注6父親観:     父親についての見方
    問1①「これ」は、何を指すか。
    1父親がいえでテレビばかり見ていること
    2父親が仕事で疲れきっていること
    3子どもが父親の存在を感じないこと
    4子どもが父親の働く工場へ行くこと
    問2②「恥ずかしくてならなかった」のは、なぜか。
    1テレビばかり見ている父親に料理ができるとは思えなかったから
    2コックさんなのに、家では疲れていて全然料理をしようとしないから
    3コックさんといっても、放送局ではなくて工場のコックさんだから
    4友達(dá)にいえるような立派な仕事を父親がしているとは思えなかったから
    問3(③)に入る適當(dāng)なことばを選びなさい。
    1平気で
    2ますます
    3がんばれば
    4じょうずに
    問4④「よその人のような気がするくらいでした」とあるが、それはなぜか。
    1家で何もしない父親が生き生きと仕事をしていたから
    2子どもが來たのに父親が無視して仕事をしていたから
    3父親が會社の課長か放送局の人間のように見えたから
    4父親に白いコック帽があまり似合っていなかったから
    問5⑤「わるい」というのはここではどんな意味か。
    1友達(dá)にたいしてずるい
    2父親に感謝したい
    3友達(dá)に対してひきょうだ
    4父親にもうしわけない
    問6⑥「みんな」は何を指すか。
    1工員さんたち
    2コックさんたち
    3子どもたち
    4工場の晝食
    問7⑦「心臓の音が伝わってきます」とあるが、ここではどういうことか。
    1子どもの心臓の音が工場の人に聞こえること
    2どきどきしているようすが読んでいる人に分かること
    3はきはきしているようすが読んでいる人に想像できること
    4びっくりしているようすが工場の人に感じられること
    正解
    問1―3   問2―4   問3―1   問4―1
    問5―4   問6―4   問7―2