日語閱讀:歳月は人を待たず

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「歳月は人を待たず」
    <さいげつはひとをまたず>
    わずかの時間も惜しんで努力しないとあとで悔やんでも間に合わない。人生には理想的な生き方などないし素晴らしい人生の終え方もない。
    人が生きるということは、迷いの日々を送ること。
    まるで、風にあおられ道でさまよっている塵(ちり)や埃(ほこり)のようなもの。
    時の流れに身をまかすしかない。
    この身は目に見えていてもしょせん形のないもの。
    同じこの世に生まれたならみな兄弟姉妹。
    本當の親よりもずっと関係は深くなる友もいるさ。
    楽しいときはどんどん友だちを集めてお酒を飲んで騒ごうじゃないか。
    元気で勢いが盛んな年齢は過ぎ去ってしまえば再び訪れることはない。
    1日に2度も朝が來ることはない。
    生きているうちが花なんだ。
    何事をするにも時期(タイミング)を逃さずに努力すべきだ。
    歳月は人を待たずにあっという間に流れ去ってしまうものなのだから。