2017年日語等級(jí)考試閱讀精選:警察習(xí)氣

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  •     夜道で風(fēng)呂敷の荷を結(jié)び直していると、「おい、何をしている」、巡査に肩を押さえられた。永井荷風(fēng)「東綺譚(ぼくとうきたん)」のひとこまである
        走夜路時(shí)停下來重新整理一下行李包裹的結(jié)扣兒,結(jié)果被巡警按住肩膀問道“おい(喂)!在干什么?”這是永井荷風(fēng)《東綺譚》中的一個(gè)片斷。
        還暦も近い身で主人公はひじを小突かれつつ派出所に連行され、そこでも「おい」「おい」と尋問を受ける。遠(yuǎn)い昔、警察官が口をひらけば「おい、こら」の時(shí)代があった
        拖著年近花甲之軀,主人公被推搡著胳臂肘兒帶到派出所,在那里他也“おい(喂)、おい(喂)”地受到盤問。很久以前,曾有過這樣的年代:警察開口說話之前一定要先來個(gè)“おい(喂)、こら(哎)”。
        元は薩摩弁であると、社會(huì)學(xué)者の加藤秀俊氏が「一年諸事雑記帳」(文春文庫)に書いている。明治初年に日本で初めて警察官3000人が東京府に配置された際、うち2000人を鹿児島で募集した
        社會(huì)學(xué)者加藤秀俊在《一年諸事雑記本》中寫道:“おい(喂)、こら(哎)”原是薩摩方言。明治初年日本首次在東京府配置3000名警察,其中的2000名是從鹿児島招收的。
        以來、「ちょっと、もしもし」の意味合いで用いられる薩摩弁が警察の標(biāo)準(zhǔn)語になっていくという。言葉の本家だからといって何も、「おい、こら」時(shí)代の弾圧的気風(fēng)を後生大事に守ることはあるまい
        據(jù)說,自那以后,薩摩方言的“おい(喂)、こら(哎)”便成為警察的標(biāo)準(zhǔn)用語,相當(dāng)于“ちょっと(喂)、もしもし(喂)”的意思。雖說是這兩個(gè)感嘆詞的,但似乎沒有什么必要把“おい(喂)、おい(哎)”時(shí)代那種強(qiáng)權(quán)式的習(xí)氣當(dāng)寶貝似的加以保護(hù)吧。
        譯注:ごしょう-だいじ 「後生大事」とても大切なものとすること。大事にすること。
        4年前の鹿児島県議選で買収?被買収などの容疑で逮捕、起訴された12人の被告全員に、鹿児島地裁が無罪を言い渡した。警察の自白調(diào)書を、脅しと誘導(dǎo)による「作文」と認(rèn)めたにも等しい判決である
        鹿児島地方法院對(duì)4年前在鹿児島県議會(huì)選舉中因涉嫌收買?被收買而被逮捕和起訴的全體被告共12名宣判無罪。這次判決等于認(rèn)定警察的口供調(diào)查紀(jì)錄是依靠脅迫和誘導(dǎo)而寫成的“作文”。
        おまえの両親も、高校生の娘も、「(容疑を)認(rèn)めんと、みんな逮捕すっど」。そう脅された被告もいるという。荷風(fēng)の小説からすでに70年、いつの時(shí)代の出來事かと耳を疑う。「生きている化石」はシーラカンスだけでいい。化石のような捜査には絶滅あるのみだろう。
        據(jù)說,其中有一些被告受到這樣的威脅:“如果不承認(rèn)(犯罪事實(shí)),那么,你的父母,以及念高中的女兒,全都會(huì)被抓走?!焙娠L(fēng)小説至今已過去70年,可這到底是哪個(gè)時(shí)代發(fā)生的事情呢,不禁懷疑自己的耳朵聽錯(cuò)了?!盎罨?,只讓空棘魚去當(dāng)吧。化石般古老的捜査方式唯有滅絕罷了。